バッチフラワーレメディ

こちらの記事は、以前HOME(Hanako Counseling Roomハナコカウンセリングルーム)で掲載していた文の一部を移動してきたものです。(一部、修正しています。2025/07/20)

バッチフラワーレメディ

バッチフラワーレメディは、約90年前、英国で誕生した、自然の恵みを使って心と身体を整える健康法です。飲んだり、身体に付けたりすることで、心と身体を整えていきます。

エドワード・バッチ博士

バッチフラワーレメディを作ったのは医師で細菌学者だったエドワード・バッチ博士です。

バッチ博士は、慢性病の治療に当たっていた医師でした。
慢性病の原因は、腸内の異常細菌によるものではないかと考え、長年、腸内細菌について研究していた細菌学者でした。

異常細菌をなくせば、慢性病を治せると考え、野菜や果物など植物中心の食事とワクチン療法を推奨しました。

バッチ博士のワクチン療法

バッチ博士は、慢性病を患う患者の腸内細菌を元にワクチンを作り、患者に投与するという療法を開発し、非常に大きな功績を残しました。

ホメオパシーとの出会い

やがて、自分の開発したワクチン療法と非常に共通点の多い、ホメオパシーに出会いました。

バッチ博士は、自分より100年も前に生きたハーネマン〈注〉によって、ワクチン療法に非常によく似た療法(ホメオパシー)が作られていたことに衝撃を受けたと伝えられています。

ワクチン療法とホメオパシーに共通しているのは、「病に類するもので薬剤を作る」ということでした。
病に類するもので薬剤を作ると言っても、ホメオパシーでは、繰り返し、「希釈」と「振とう」という作業をおこなうことで、成分は含まれない薬剤になります。
ホメオパシーでは、この薬剤をレメディと呼んでいます。

バッチフラワーレメディの「レメディ」という言葉は、バッチ博士がホメオパシーの医師であったことに由来しています。

〈注〉「ハーネマン」ホメオパシー(同種療法)の創始者。ドイツ人医師。

フラワーレメディ

バッチ博士は、ホメオパシーに感銘を受け、ホメオパシーの医師ホメオパスになりました。

やがて、腸内細菌由来のレメディは、患者の負担になっていると感じ、もっと患者の心と身体に優しいレメディを作りたいという思いから、植物のみでレメディを作ろうと考えるようになりました。

また、誰もが簡単に扱うことができるレメディを作りたいという思いもありました。ワクチン療法もホメオパシーも、投与の時期や量は、優れた医師による判断が不可欠だったからです。

誰もが簡単に自らを癒すことができる、心と身体に優しい治療法として作られたのがバッチフラワーレメディです。

花の朝露

フラワーレメディは、実は、自然界に存在しています。

よく晴れた早朝、朝日が花を照らし始めると、夜間に花の上に降りた水滴が、キラキラと輝き始めます。この水滴が、花の朝露と呼ばれているもので、フラワーレメディも同じものです。

朝日に照らされ光り輝く朝露に力を感じたバッチ博士は、この朝露を集めて、治療に使おうと考えました。

バッチ博士の助手ノラ・ウィークスによると、バッチ博士は、ある植物に付いた2種類の朝露をガラス瓶に集め、それぞれの違いを確かめたということです。

一つは朝日がよく当たった花の朝露で、もう一つは日陰で咲いていた花の朝露でした。

朝日がよく当たった朝露は、力が強く、日陰の朝露は、あまり力がありませんでした。

太陽の力、花の力、水の力・・・、さまざまな自然の恵みによって作り出される朝露は、バッチ博士がかつて開発したワクチン療法の薬剤を超えた効果を備えていました。

長い間、慢性病を治療するための治療法を研究してきたバッチ博士は、この自然の恵みがどれほど尊いものなのか理解したのだと思います。

そして、この朝露を再現する方法を考え出し、後に、37種類の花と1種類の岩清水で構成される38種類のバッチフラワーレメディを完成させました。

単純だけど優れている

バッチフラワーレメディは、花の波動を水に記憶させた水です。自然界では、太陽の力と水の力、花の力が合わさって、朝露というかたちで存在しています。

バッチフラワーレメディは、水の上に花びらを浮かべ、太陽光を当てることで作り出されます。(お湯で花をぐつぐつ煮て作る方法もあります)

非常に単純な製造方法ですが、この方法の中には、科学でまだ解明されていない、自然界の原理が働いています。(「水は情報を記憶する」という研究が近年注目されています。)→ 参考文献【水は情報を記憶する】

単純だけれど優れている。それがバッチフラワーレメディです。

心を癒し、身体の不調を整える

バッチフラワーレメディは、心に働きかけます。

花の周波数は、感情の周波数に近いと言われています。傷つき、乱れた心の周波数を整えるためには、心の周波数に近い花の周波数を利用するのが早いように感じています。(ほかにも良い方法はあるかもしれませんが・・・)

自然の音や音楽(シンギングボウル、ティンシャなども含む)、好きなものを食べるなども心を癒す力がありますが、さまざまな心の不調を改善するための、バッチ博士により厳選された花から作られたバッチフラワーレメディは、さまざまな心の不調に合わせて細やかに働きかけます。

落ち込んだ心には、ゲンチアナやマスタード、スイートチェストナットなどを、幼少期などに傷ついた心の傷にはスターオブベツレヘムを、など、さまざまな心の状態に細やかにしっかり届くようになっています。

副作用も依存性もなく、赤ちゃんからご高齢者、病気療養の方、妊婦さんなど、どなたでも安全に使用できるバッチフラワーレメディは、本当に素晴らしい、心を癒すレメディです。

水+ブランデーまたは植物性グリセリン

バッチフラワーレメディは、保存性を高めるためにブランデーまたは植物性グリセリンが使用されています。

20歳未満の方などアルコールを摂取できない方やお酒に弱い方は、保存料が植物性グリセリンのバッチフラワーレメディを使うと良いでしょう。

バッチフラワーレメディは医薬品ではないため、副作用も依存性もありません。赤ちゃんからご高齢者、病気療養の方、妊婦さんなど、どなたでも安心してご使用になれます。※初めて飲むバッチフラワーレメディの場合、一時的に好転反応が出ることがありますが、心配はいりません。詳しくはこちらの記事をご覧ください。⇒ 「バッチフラワーレメディ好転反応への対処法」

バッチフラワーレメディは38種類

バッチフラワーレメディは、38種類(37種類の花と1種類の岩清水)あります。

その他、バッチフラワーレメディ5種類をブレンドした「レスキューレメディ」というものもあります。「レスキューレメディ」は、バッチフラワーレメディの「ロックローズ」「インパチェンス」「クレマチス」「チェリープラム」「スターオブベツレヘム」をブレンドしたもので、緊急事態の時や緊張した時、強いストレスを受けた時などに使用すると良いものです。

どこで買えるの?

バッチフラワーレメディは、日本の場合、日本正規輸入総代理店である(株)プルナマインターナショナルが英国のネルソン社から輸入したものが正規品です。

(株)プルナマインターナショナル もしくは(株)プルナマインターナショナルから仕入れて販売をしている販売店からの購入をおすすめいたします。(品質が安心です)

(株)プルナマインターナショナルの販売ページは、こちら (外部サイト)です。全国販売店一覧ページは、こちら (外部サイト)からご覧いただけます。

参考文献

【バッチフラワーレメディ】

  • 『エドワード・バッチ 心を癒す花の療法 フラワー・セラピーの世界』ノラ・ウィークス/著、林陽/訳(中央アーFト出版社)1994年8月初版発行
  • 『バッチフラワーレメディ・ワークブック 実践の基本ドリル』ステファン・ボール/著、林サオダ/訳(フレグランスジャーナル社)1999年11月第1版発行
  • 『バッチの花療法 その理論と実際』メヒトヒルト・シェファー/著、林サオダ/訳(フレグランスジャーナル社)1994年12月初版発行
  • 『エドワードバッチ著作集』((株)BABジャパン)2008年12月初版発行 (1936年版 C・W・ダニエル社刊)
  • 『バッチ博士の遺産』増補版(バッチホリスティック研究会)2020年7月(第2刷)
  • 『 BACH FLOWER REMEDIES Form&Function バッチのフラワーレメディ 植物のかたちとはたらき 英国人医師の「花の療法」発見物語』ジュリアン・バーナード/著、谷口みよ子/訳(Flower Remedy Programme)2013(初版2002,米国版2004)(米国版の邦訳)

【水は情報を記憶する】

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