パワハラ上司、モラハラ夫(妻)の共通した特徴は、人を否定するということです。人を否定する言葉を彼ら、彼女らが発する時、その言葉は自分自身のことを言っているように思います。
自分のことを思わず言ってしまう人達
(普通に、あるいは、人並み以上に頑張っているのに)
もし、(あなたのことを)「仕事ができない」と言ってきたパワハラ上司がいたとしたら、その人自身が(自分を)「仕事ができない」と思っているのだと思います。
もし、(あなたのことを)「ダメな人間だ」と言ってきたモラハラ夫(妻)がいたとしたら、その人自身が(自分を)「ダメな人間だ」と思っているのだ思います。
自分自身がそうであるから、相手のことがそういう風に見えてしまうように思います。
ですから、パワハラ上司、モラハラ夫(妻)に限らず、人を否定して来る人がいたら、その人自身が自分のことをそのように思っていると考えていいのではないかと思います。
ですから、もし否定して来る人がいても、その言葉を真に受けないでくださいね。
素直な人や自己肯定感が低めの人は、人から否定されると「そうなんだ」と真に受けてしまうと思います。そして、しなくて良い努力をしてしまったりします。
人はそれぞれ、自分の解釈を通して見ています
人はそれぞれ、自分で見たいように見ています。脳内で分析し、解釈して見ているので、すべての人が同じように見えているわけではありません。
同じ出来事を経験しても、それぞれ感じ方は異なります。例えば、雨が降って来たことに対して、「嫌だな」と思う人もいれば、「嬉しい」と思う人もいます。雨の成分について考える人もいれば、雨にまつわる映画を思い出す人もいるでしょう。
人が考えること、感じることは、千差万別です。千差万別に考えたり、感じたりする中で、人を否定する言葉が出て来るのは、その人の中に、過去に自分が否定された記憶があったり、否定することが日常だったり、そういう感情をぶつけられて来たりした人ということなのだと思います。
そして、(あくまでも、私の個人的な見解ですが、)その人本人は気づいていないかもしれませんが、一番否定したいのは、その人自身なのではないか?と思うのです。自分が嫌い、自分を認められないから、人に対しても否定する態度になってしまうし、そういう風に見えてしまうのではないか?と感じています。(思考の歪みと言ってもいいかもしれません・・)
静かに離れていきましょう
パワハラ上司、モラハラ夫(妻)とは、できるだけ関わらないのが一番の対策だと思います。
冷たいと思うかもしれませんが、自分の身を守ることを優先しましょう。
パワハラ、モラハラの被害を受ける人は、たいていは良い人だと感じています。素直に人の言うことを聞いてしまう、言われたことを真に受けてしまうという良い人達だと私は思っています。
自分に落ち度があるのかも・・と素直に反省してしまうと、ハラスメントしたい側は図に乗ります。そして、ハラスメントはさらにひどくなる可能性があります。
ですから、ハラスメントする人達とは、関わらない、距離を置くというのが一番だと思います。ハラスメントする人達と関わるとエネルギーを無駄に消耗してしまいますからね。エネルギーがもったいないです。
すぐには転職や離婚はできない事情の人が多いと思います。しかし、諦めずに淡々と離れる方策を練り、実行に移しましょう。自分を大切にしてください。
心が満たされていない人達
自分の中に人を否定する要素があるからハラスメントをする人に会うんだとか、カルマを解消するためにそういう人に出会ったんだという見方をする人がいるみたいですが、自分自身をそんなにいじめなくても良いように思います。
私は、ハラスメントされるのは、事故みたいなものと考えて良いと思います。たまたま出会ってしまっただけ(波動の法則で考えると、何らかの理由で波動が落ちていて、その時に出会ってしまっただけ)と考えて、今後はもう関わらないようにする、関わらない方法を考えるというので良いと思います。
ハラスメントする人は、人のことが気になって仕方がないようです。他人のことが気になるのは、自分が満たされていないからです。
自分が満たされていないから、人のことが気になって仕方がないのです。
つらい人生を歩んで来たのかもしれません。幼少期に愛情を十分に感じることができなかったのかもしれません。
そう思うと気の毒に思いますが、だからと言って、人を傷つけることは許されることではありません(人を傷つけている自覚がない人が多いと思いますが・・)。
ホメオスタシス
ホメオスタシス(恒常性)という言葉があります。ホメオスタシス(恒常性)とは、常に一定の状態を保とうとする生理機能のことで、ホメオスタシスが働いていることで、体温を平熱に保つなどバランスの取れた健康状態を保つことができています。
ホメオスタシスは、心にも働いているので、今現在の状態を維持しようという心理が働きます。今つらい状況にあったとしても、無事に生きていられるのだから、生活できているのだから良いではないか?という風に、今の状態を保とうとするのです。
人は、変化を嫌うものです。これは、誰もが持っている人間の性質です。
環境が変化したり人間関係が変化することは、緊張を生み、危険を本能的に感じてしまいます。そのため、変化することを避け、今まで通りの生活を続けることの方が安全だと思ってしまいます。
もし、ストレスを感じているのに、ハラスメントをする人達から離れられないなら、ホメオスタシスという人間が本能的に持っている心の働きが働いてしまっていると考えると良いでしょう。
少しずつ現実を動かしていく
すぐに離れられるならそれが良いと思います。しかし、そうはできない事情の人が多いと思います。経済的な事情があるとなかなか難しいですよね。
けれども、少しずつでも、一歩ずつでも、自分が望む未来に向かって行動していけば、現実はその未来に向かって創られていきます。
一変に大きく変わろうとすると抵抗が生まれます。ホメオスタシスが働いてしまうからです。
ホメオスタシスは潜在意識で働いています。潜在意識を変えていくには、少しずつのスモールステップ(ベイビーステップ)がおすすめです。
潜在意識が抵抗しないように、小さなステップ、小さな段階を少しずつ踏んでいくのです。
未知の世界に入っていく時、人はストレスを感じ、躊躇してしまいます。そして、行動が止まってしまい、目標を諦めてしまいます。
この諦めてしまう状態を防ぐために、心が抵抗を感じにくいように、小さなステップを踏んでいくのです。
一歩一歩は小さいかもしれませんが、いつかは目的地に辿り着きます。
まとめ
パワハラ上司やモラハラ夫(妻)の言葉は真に受けないでください。彼ら、彼女らは、人を否定してくると思いますが、それは、自分自身が満たされていないからです。
素直な人、自己肯定感が低めの人は、否定してくるパワハラ上司やモラハラ夫(妻)の言葉を真に受けてしまいがちですが、その言葉は、パワハラ上司やモラハラ夫(妻)が自分自身のことを言っている言葉だと思って良いと思います。
ですから、真に受けないでください。
嫌な人間関係からなかなか逃れられず苦しいかもしれませんが、小さなステップを踏みながら、少しずつ行動していくと、理想の未来に近づいていけます。
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